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基本情報

防衛医科大学校は医官（医師である幹部自衛官）の養成と卒業後に医官が自衛隊の任務遂行に必要な医学に関する高度な知識・研究能力を修得する教育・訓練を目的として1974年に開設されました。

高度な医療技術・頑健な身体・豊かな人格・識見はもちろん、それ以上に「平和に貢献したい」という強い意志を大切にしています。

特徴

防衛医科大学校医学科では単なる医師としてではなく、医師である幹部自衛官となるべき者の教育訓練を行っています。そのため、６年間全寮制の規律ある団体生活を通じて、医の倫理や生命の尊厳の認識だけでなく、自衛隊医官としての職責を尽くし得る性格を育成します。

また、防衛医科大学校医学科の学生の身分は「特別職国家公務員」となります。手当は113,300円（平成29年4月1日現在）で年に２回賞与が出ます。卒業後は防衛医科大学校および自衛隊中央病院で初任実務研修を行った後、約２年間部隊などで勤務することになります。その後、２～３年の専門研修を行い、医学の専門分野に関する知識や技能を錬磨します。

学問に励みながら収入を得られるということで人気が高く、2017年度の一般入試では合格倍率20.2倍の難関となっています。

入試傾向

防衛医科大学校医学科の入試は、10月下旬～11月上旬に実施されるため、早めに基礎を固めておくことが大切です。

国語・数学・英語・理科での学力試験による一次試験と口述試験・小論文試験・身体検査による二次試験を受験する必要があります。

学力検査はマーク式と記述式の試験が実施されます。国語・数学・英語の３教科を90分で解く必要があるためスピードが求められます。ちなみに防衛医科大学校の過去問は国語・英語・小論文については著作権の関係で公表されていませんので、合格者などの情報を収集することが必要です。